特殊な馬場状態がレースに大きな影響を与えます。(今週の予想:マイルチャンピオンシップ)


発表されたのは少し前になりますが、このブログでは触れていなかったのでジャパンカップについて少し書こうと思います。




アーモンドアイの次走がすでに今年の3冠馬2頭が出走を表明しているジャパンカップに決定したのです。更に、来年3月にクラブ規定により引退が決まっているアーモンドアイにとって、このレースはラストランにもなります。
普通一競走馬の次走報など競馬サイトに載るくらいがせいぜいですが、このニュースはNHKに取り上げられていることから見ても如何に注目を集めているかということが分かります。

それにしても同馬主の馬が1つのレースに使ってこない所謂使い分けが盛んになっているこのご時世、まさかこんなに豪華な組み合わせが実現することになるとは夢にも思いませんでした(コントレイル、デアリングタクト、アーモンドアイはそれぞれ違う馬主ですが)。3頭以外にも昨年の皐月賞馬サートゥルナーリア、昨年の菊花賞馬ワールドプレミア、昨年このレース2着のカレンブーケドール、今年のサンクルー大賞勝ち馬ウェイトゥパリスなど錚々たる面々が集まった印象です。昨年の有馬記念、今年の安田記念などもかなりの豪華メンバーという印象でしたが、それに勝るとも劣らない好メンバーですね。

また、ただ3頭が同じレースに集うというだけではなく、それが東京2400mで行われるジャパンカップであるということも非常に大きな意味があると思います。なぜなら、3頭すべてが過去にこのコースでGⅠを強い勝ち方で勝利しているからです。具体的には、アーモンドアイは3歳春に一線級のメンバー相手にこのレースを勝利、コントレイルはダービーでソラを使う未完成な内容ながら後続に3馬身差をつける完勝、デアリングタクトはオークスで残り400mほどまで進路がふさがっていても前が空くとものすごい脚を見せての差し切りという内容です。全馬舞台適正は十分、時代の最強馬を決める地力勝負が見られることでしょう。
ひねくれ者の私もさすがに3頭の中から本命を選ぶことになると思いますが、それがどの馬になるかということは来週のぎりぎりまで楽しみながら考えたいと思います。

そんな豪華メンバーのジャパンカップを来週に控えた今週の予想はマイルチャンピオンシップ(GⅠ)です。予想に入る前に思い出のレースを一つ。




2017 マイルチャンピオンシップ




※動画はJRA公式YouTubeチャンネルで公開されているものです

ペルシアンナイトが勝った2017年のマイルチャンピオンシップです。

前にも書いたことがあるような気がしますが、私はこのレース2着馬のエアスピネルのファンです。
エアスピネルがGⅠに初挑戦したのは2015年の朝日杯フューチュリティステークス、この時は豊さんのGⅠ完全制覇がかかっていたのですが、抜け出したところをリオンディーズにかわされて2着。クラシックも皆勤賞ですべて掲示板とGⅠ制覇まであと一歩のところまで来ながら、なかなか戴冠できませんでした。
2017年に入ってからはマイル路線に進み、ステップレースの富士ステークスを順当に勝ってこのレースに駒を進め、直線抜け出した時にはいよいよGⅠホースの仲間入りだ!と思いました。部活中に少し活動を抜け出して中継を見たこのレース、その数秒後ゴール直前でペルシアンナイトに差し切られるのを見て一人悶絶した記憶があります…笑

それまでコンスタントにレースに使えていたエアスピネルもここ2年ほどは順調さを欠いていたのですが、今年に入ってからダート路線に活路を見出し重賞で2着1回3着1回と結果を出しました。再来週のチャンピオンズカップが視野に入っているということで、久々にGⅠでのスピネルが見られそうでファンとして非常にうれしく思っています。

このレースから3年、今年のこのレースは阪神での開催となります。因縁の相手ペルシアンナイトは今年も元気に出走してきますし、他にもグランアレグリアなどGⅠ馬合計8頭というハイレベルなメンバー構成です。
全馬高レベルということもあり、いつも以上に舞台適正や展開に注意しながら予想を組み立てていきたいところですね。

それでは以下印と考察です。

今週の予想:マイルチャンピオンシップ
◎ヴァンドギャルド
○レシステンシア
▲グランアレグリア
△サウンドキアラ
△インディチャンプ
△サリオス

◎ヴァンドギャルド
今年からGⅡに昇格した前哨戦の富士ステークスを勝利してこのレースに臨む馬です。2歳のころは重賞ではワンパンチ足りないといった印象でしたが、3歳秋に古馬と混じっての自己条件3連勝を果たしたところで馬が大分成長したようです。
地力強化を特に実感したのが3走前のマイラーズカップです。ゲートで出負けして位置取りは最後方、更に馬場を考えればスローといえるペースで大外ぶん回しという普通の馬なら全く伸びる要素がない最悪の競馬でした。しかし、結果は上がり最速の3ハロン32.7秒の脚で追い込んでの3着と、前で運んだ2頭こそ捕らえられなかったものの確かな脚力があることを見せつけました。
このレースでも大きく出遅れているように気性面に問題があったこの馬ですが、2走前位からゲートをすんなり出て折り合いがつくようになってきたのも大きなプラスです。高速ながら外差しというやや特殊な馬場、レシステンシアが作るよどみのないペースを考えてもこの馬が大外から差し切る可能性は十分にあると思います。

○レシステンシア
昨年の阪神JFを2歳レコードで逃げ切った快速馬です。3歳牝馬ということで54キロの斤量で臨めるのはまず大きなアドバンテージでしょう。
逃げ馬にはスピードに秀でており後続を離して逃げるタイプと後続を引き付けてラストにもう一度脚を使うタイプがいますが、このレシステンシアは間違いなく後者でしょう。北村騎手が溜めて逃げる競馬を試したチューリップ賞はキレ負けして3着、テン乗りのルメール騎手が溜めて逃げたNHKマイルカップでもキレ負けして2着と春はこの馬の持ち味をうまく活かせず無冠に終わってしまいました。
今回はチューリップ賞で馬の特性を十分理解したであろう北村騎手に手が戻るのは良いと思います。昨年の阪神JFを思わせる高速馬場の阪神マイルで内枠から上手く馬場のいいところに出せれば、影を踏ませず逃げ切ることになるでしょう。

▲グランアレグリアはやはり安田記念の勝ち方を見るとハマれば一番地力があることは間違いないありません。ただ、内枠を引いたことで揉まれる競馬になる可能性が高いことが心配材料です。快勝した前走前々走は上手く他馬との距離を取って競馬をしていましたが、もともと揉まれ弱いところのある馬ですから脆い部分を見せる可能性もあります。

以下前走の大敗は不可解も春シーズン重賞連勝した競馬ができればここでも好勝負の△サウンドキアラ、昨年の勝ち馬で展開に左右されにくい△インディチャンプ、前走の圧勝で古馬相手でも通用するところを見せた世代ナンバー2△サリオスまでが連下です。

安田記念においてヴァンドギャルドは進路がふさがる不利を受けており、スムーズならば勝ち負けとは言わないまでももう少しいい勝負になっていたと思います。本格化を迎えた今どこまでやれるか注目です。

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